車・自動車SNSみんカラ

2008年05月19日
先日A3が他ショップと合同で主催したサーキット走行会について、主催した者として反省と今後の運営に向けての考えを書きたいと思います。


まず今回の走行会は、初めて他ショップ様と合同で行いましたが、参加して頂いたA3のお客様からはかなり不評な走行会でした。 その理由として、得意分野・客層の違う2つの店が合同でした事により、台数が膨れ上がった上にジャンルの違う車や走行会そのものに対しての考え方が違う者同士が交じり合ってしまい、今までA3単独で行っていた走行会の感じや雰囲気、ペースと全く違う走行会になってしまった事に尽きると思います。

いつもA3の走行会に参加されてるお客様は、お互い他の参加者、特に初心者やポテンシャルの低い車の参加者に配慮しながら、タイムの近い者同士を良きライバルと捕らえ、タイムを競い合い一喜一憂しながらルールを守って楽しんでおられましたが、今回はさすがにあれは酷いと思う参加者が多数居たのは紛れも無い事実です。(決してA3からエントリーした以外の参加者全てと言う意味ではありません、きちんとルールを守って、マナーの良い参加者も居ました。)

例えば、我が者顔でそこのけそこのけで直線でも後ろから迫り来る車の進路妨害して走行していた参加者や、ピットロードから出て1コーナーでいきなりアウト側へ膨らませながら走っていた参加者、ゼッケンすら張らずにコースへ出て行く参加者、他の方が止めている積載車の真後ろで長時間自分の車を止めて平気な顔をしているKYな参加者・・・等 A3単独で開催していた時には考えられないような光景が次々と目に飛び込んで来ました。

私はゲストのプロ-バ吉田選手を宿泊先に迎えに行ってからサーキットに向かったので、皆様より到着が遅かったのですが、割り当てられたピットに着いた時にはまるでアウェーの走行会に来た感じが強くしました。 A3のお客様が隅に追いやられている様な感じがして(事実、本部受付より一番遠いピットにA3のお客様が集中していた・・・)非常に強い不快感を感じた次第です。
確かに早い者順でピットに車を入れる場合は受付に近い場所から入ってもらって良いとは思いますが、それはあくまでも1ショップ単独で主催して行う場合であって、他ショップと合同で行う場合は、合同で行うショップやそのショップのお客様に対しての配慮があって当然だと思うのが私の考えだからです。 もし私が一番乗りで現地に到着していたのならば、間違い無くお互いのショップやそのお客様が気分を害しないように配慮していた筈だと思っただけに余計気分を害した次第です。


色々書きましたが、何故今回共同開催になったか等の理由を述べたいと思います。

 *まず、なぜ他ショップとの合同開催となったのか。
 
 それは紛れも無く参加台数が採算ラインまで集まらない事に尽きます。 今回を含め、今までエントリー費用を21,000円にしていましたが、採算ラインを考えるとやはり35台程参加者を集めないと赤字になります。 サーキット貸切料金やタイム測定代・人身保険料・オフィシャル人件費・その他もろもろの経費を合計するとかなりの金額となりますが、主催者側として赤字が出たからと言って、21,000円で募集した参加者に追加負担してもらう訳にはいきません。
では何故21,000円と言う金額設定にしているかと言うと、出来る限り多くのお客様に参加してもらいやすい様にする為です。 1回のサーキット走行会にかかる費用はエントリー費の他にも高速代やガソリン代・メンテナンス費用と毎回お客様はかなりの出費になるので、せめてエントリー費は出来る限り安くさせてもらいたいとの思いから採算ラインギリギリで設定しているのが現状です。
しかし、集まった台数が例えば15台程だった場合、元々35台で採算ラインギリギリの価格設定なので、21,000円×マイナス20台になると単純計算で42万円の赤字が発生する訳です! そうなると主催するショップはかなりの痛手となります。 全国チェーン量販店や有名ショップと違い、いち零細企業に過ぎないA3のような小さなショップにとっては経営を揺るがすぐらいの死活問題となります。
それと、本来サーキット走行会のエントリーは、先に代金を頂いた時点で正式にエントリーとし、エントリー済みのお客様が自己都合で急遽不参加になった場合は代金を返金しないと言うのが大前提ではあるのですが、参加予定者が「事故した」「車が潰れた」「身内に不幸があった」「仕事がどうしても休めなくなった」等で言って来られた場合、ついつい同情してかわいそうだと思って返金してしまうのも理由の一つになっています。

上記の様な理由で、主催するショップは毎回かなり厳しい運営をしているのが現実です。今回はその様なショップ同士の思惑が一致し、一度合同で開催してみようとなった次第です。 一度やってみてみないと問題点が見えないとの考えもあり、今回初めて合同で開催したのですが、問題点以前のマナーやモラルに関してのレベルが低すぎた様に率直に感じました。

ではどの様にすればより良い走行会が開催できるか? 今回の走行会が終わってから、多数のお客様に意見を聞きました。 その大多数は、少々高くても良いから、台数が多すぎず走りやすい・マナーやモラルが守れる参加者のみがエントリーするクオリティの高い走行会を希望されるお客様がほとんどでした。
主催するショップとしては、エントリー代を高くすると申し訳無いと言う気持ちで今まで金額設定しており、結果台数が集まらず赤字になり運営が難しくなり色々模索していた訳ですが、参加して戴いているお客様から「21,000円で不満足な走行会より、25,000円でも満足の行く走行会の方がよっぽどええわ!」と言う意見が多数出た事は、主催する側としては非常にありがたく、うれしい意見となりました。

A3としては、正直本音を言って走行会で赤字を出すのは極力避けたい事ですが、かと言って走行会開催によって利益を出す考えは毛頭ございません! もし走行会で多少利益が残れば、過去の走行会で出た赤字の損失補填をしながら、お客様同士の交流も場にお金を使いたいと思っています。
ですので、これは一つの案であって正式決定ではありませんが、次回からはエントリー代を25,000円に設定し、台数制限をした上で走りやすい環境を作り、もし採算ライン以上台数が集まれば差額を当日に返金すると言うのはどうでしょうか?



かなりの長文になりましたが、今回の走行会にて感じた事、改めて勉強になった事を考えながら書かせてもらいました。 色々な意見が出てくるとは思いますが、より良い走行会を開催するにあたり、皆様の意見を聞かせて戴きたくこの様な長文を書いた次第です。

これを読んで私の意見に賛同して戴ける方・お気を悪くなされる方・今の私が考え付かないような違う方法を提案して戴ける方、皆様是非ご意見下さい。 参考にさせて頂きます。 それでは、宜しくお願い致します。







Posted at 2008/05/19 03:06:06 | コメント(4) | トラックバック(0)
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